Ontrack Now
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■■ ■ ■ 豆知識 Vol.05-12
■ ■ ■ ■ ■ 2007年HDD障害状況報告
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=============================================================2007.12.27=========
今月はHDD調査依頼品の状況について触れてみましょう。
【全HDD依頼品イメージ取得状況推移】
2005年上期から5期の全HDD依頼品のイメージ取得状況は下記の様なものです。
データ復旧ではここに示した数字がそのままお客様の必要とするものが回収出来る事とは
直結しません。 動作が不安定なものや、いつクラッシュが進行するかわからないものは
使用されている部分を集中的に処理する場合もありますし、データそのものが先頭から
僅かしか使用していないといった場合等、1割に満たぬ回収率でもお客様が必要とする
部分が回収出来る場合もあります。 処置の結果100%イメージが取れてもRAIDでの自動
リビルドやソフトウェアの暴走でファイル構造やデータが大幅に上書きされ、正常な
ファイルはほとんど回収出来ないといったケースも存在します。
また、弊社では削除やフォーマット、システムファイルの破損といったケースと想定される
場合、データ復旧ソフトでの処置をトライされる事をお勧め致しますので、論理障害は
お客様が弊社での処置をご希望の場合に限られます。 この為、論理障害は全体の2割にも
満たない状況です。
【依頼HDD 論理/物理障害比率推移】
尚、お客様からの報告内容は明らかな物理障害でも症状が軽微な場合、価格設定上から
取扱いは論理障害としていますので、この論理障害の中には物理障害が数%含まれています。
上の2つの表が示すように、冬季には物理障害率が上がり、回収率も低下します。
これは停止/動作時の温・湿度差が大きくなる事が一つの要因でしょう。
次に、メーカー別に障害内容の比率を見て見ますと以下の様になっています。
【2004/2005 HDDメーカー別シェア】
まずは、メーカー別シェア、2006年度のデータの手持ちがありませんが、2004/2005の
出荷台数での世界シェアは以下のようなデータがあります。 この数字の中には車載、
家電類への搭載分も含まれていますので、PC分野での状況とは少し異なるように
感じます。 国内の状況も異なるのか、弊社で調達するPC/外付け類にSeagateの
ドライブが組み込まれていたケースは今のところありませんので・・・
【2004〜2007 HDD調査依頼品メーカー構成】
【2004/2005 シェア/調査依頼品相関】
大変乱暴な推定ですが、2004-5年のメーカー別出荷台数と弊社への調査依頼品の
構成率に直接的相関があるとしてグラフ化してみると上図のようなものになります。
その他については、IBM/Quantum/Conner/NEC等、買収もしくは撤退したメーカーの
ものがほとんどですので、これは除外しなくてはならないでしょう。
これを見るとSeagateがずば抜けて障害率が低いという事になります。他社と
比較すると1/4の障害率という事になるでしょうか。これに比べ、Maxtorは
その7倍の障害率という事になりますね。 社内で使用しているPC類に
組み込まれているHDDの中では、Maxtorの比率が高い事もあり、障害数は
他社の2倍近くになっているようです。
【2007年1月〜9月 復旧依頼HDD メーカー別 イメージ取得状況】
まずは、メーカー別のイメージ取得状況です。
既に撤退した5メーカーの内、Quantum/NECの取得率が低いもののほとんどは、
「寿命期に入り、クラッシュを起こしているものが多い」という事があります。
WDについてもクラッシュが図抜けて多い事が取得率の低い原因になっています。
【2007年1月〜9月 復旧依頼2.5"HDDの依頼品障害原因比率】
【2007年1月〜9月 復旧依頼3.5"HDDの依頼品障害原因比率】
上の2つを眺め、2.5"に比べ、3.5"の No Problems の率の高さに首を傾げられる
かもしれませんね。 2.5"はモバイルに使用されているものがほとんどであり、
ヘッドなど構成パーツもより小型化されていますので、受けるストレスから
機械的は損傷を蒙るものがどうしても多いようです。
この正常というグループは、弊社のイメージ取得環境において、技術員が
何らかの物理的処置を講じる事なくイメージの取得が出来たものを指しています。
この中には通常のアクセス法で読めないものでも、弊社の取得環境では自動的に
アクセス方法を変える等を行って読み取れたものも含まれますので、論理障害の
レートよりも高い値を示します。
【他社作業品 復旧状況推移】
最後に2005年下期〜2007年上期の間に依頼を受けたHDDの内、既に他社で開封され、
何らかの物理的作業を施されたものに関する作業結果を報告致しましょう。
ただ、これは依頼品に添付された情報から拾っておりますので、件数については
もっとあるかと思われます。
技術を喧伝している所の中にも教育の不行き届きか素人でも・・・というレベルの
作業をしているものが半数近くに及ぶ所もあります。
最近はベアリング障害、ヘッド障害の率が上がっていますので、これらの交換作業を
行う所が増えて来ておりますが、これらの作業はちゃんとした道具立てとトレーニング、
HDDの制御に関しての知識がないと、本来回収出来たであろうデータであっても、
回収の可能性を失わせるだけです。
何れにせよ、1度開封されればこれだけ回収状況が変わる事を覚悟して頂かねば
なりません。
以上
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